【9月12日 AFP】イタリアの海洋研究機関ICRAMは11日、
気候変動によって地中海(Mediterranean Sea)の水温が上昇し、
生息している動植物の生活が脅かされているとする報告書を発表した
アドリア海は、バルカン半島とイタリア半島の間にある長さ約800キロ、幅平均約160キロの地中海の内海。
長靴型をしたイタリア半島のふくらはぎ側にあたります。
今回はイタリアの発表ですが、バルカン半島側の沿岸諸国にも影響がおおきいでしょう。
95年の内戦終結後、美しい街並みを復興し観光客をひきつけるクロアチア、
政情が回復しつつあるボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア・モンテネグロ、アルバニア共和国、スロヴェニア共和国の世界文化遺産や世界自然遺産も注目を集めています。
なかでもクロアチア共和国は複雑な地形をもち、風光明媚な景観を構成していて、
保養地、景勝地が点在しています。
宮崎駿監督の『紅の豚』『魔女の宅急便』の舞台になったといわれる
ドゥブロヴニク(クロアチア)は「アドリア海の真珠」と呼ばれ
バラエティ豊かな食事が味わえることでも有名です。
アドリア海の海流はクロアチア側を北上してから、イタリア側に南下するため、
美味しい魚は最初にクロアチアで獲られるらしく
アドリア海で獲れた海の幸と地元のワインは絶品です。
海産物が獲れなくなると大打撃は間違いないでしょう。
【9月12日 AFP】イタリアの海洋研究機関ICRAMは11日、
気候変動によって地中海(Mediterranean Sea)の水温が上昇し、
生息している動植物の生活が脅かされているとする報告書を発表した。
ICRAMの専門家によると、イタリア北部のトリエステ湾(Gulf of Trieste)で
発生する寒流によって、アドリア海(Adriatic Sea)と地中海の海水が混ざるようになっていたが、
その寒流が温暖化によって2003年以来発生しなくなった。
海水が混ざらなくなると、海洋食物連鎖にとって重要な微細藻類が姿を消す可能性がある。
水温がセ氏0.4度上昇すると、最大50%の種に変化を及ぼす可能性があり、
これによりアドリア海は海洋生物の存在しない塩水の湖になる恐れがあるという。
アルフォンソ・ペコラロスカーニオ(Alfonso Pecoraro Scanio)伊環境相は10日、この状況を「国家的危機」と表現した。
2007年09月12日
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