2007年09月13日
絶滅リストに200近くの生物種を追加
【9月13日 AFP】(一部更新)国際自然保護連合(World Conservation Union、IUCN、本部スイス)は12日、絶滅の恐れがあり保護が必要な動植物をまとめた「レッドリスト」を発表した。
前年より188種多い、39%に相当する1万6306種が絶滅の危機にあると指摘した。
地球上の動植物種の数は1000万種から10億種と推定されているが、
一般的には1500万種とされ、そのうち記録されているのは170万種だけだという。(c)AFP/Richard Ingham
先日ホッキョクグマが三分の一に減少すると報じられたばかりである。
http://scrapping.seesaa.net/article/54755974.html
今回注目を浴びたのはヨウスコウイルカで、8月に目撃情報が報告されているが、
前年11月と12月に行われた捜索活動では生息を確認することができず、「絶滅寸前」に分類された。
◆8月9日 ヨウスコウカワイルカの絶滅の可能性
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2265200/2010537
ヨウスコウカワイルカ研究の第一人者で中国科学院水生生物研究所(Institute of Hydrobiology、 Chinese Academy of Sciences)のWang Ding氏は、2006年、世界中から集まった科学者で構成されたヨウスコウカワイルカの調査チームを指揮し、生態調査を6週間にわたって実施したが、生存中の個体を確認できなかった。
そして、今月初めには、およそ2000万年前にほかのイルカ類と分化して以来、揚子江に生息してきた同イルカが絶滅した可能性があると話していた。
ヨウスコウカワイルカの絶滅が確定すれば、ほ乳類としては最近50年間で初めて絶滅した種となる。
このイルカは、同じく絶滅の危機にひんしているバンドウイルカに近い種でもある
百年前まで最大5000頭が生息していたとされるが、1997年には13頭まで激減。最近2年間は、公式には生存が確認されていなかった。
◆8月30日 ビデオ映像による目撃情報
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2274077/2056774
中国東部の安徽(Anhui)省の住民が今月撮影したとされるビデオ映像には、絶滅危惧(きぐ)種に定められている、ヨウスコウカワイルカが泳ぎ回る様子が映し出されていると語った。
Wang氏は、今回の新たな目撃情報により希望が見えてきたとし、ヨウスコウカワイルカが撮影されたとされる場所での調査を計画していると語る。
ただ、 今回の目撃情報によって、同イルカの長期生存の希望が再浮上する一方で、専門家は、種の遺伝子プールの変性や絶滅を防ぐには少なくとも50頭のヨウスコウカワイルカが必要だとしてる。(c)AFP
◆河川の健全さと飲料水の水質を測る試金石
世界最大規模の民間自然保護団体、世界自然保護基金(WWF)は、カワイルカ類は河川の健全さと流域の人々に供給される飲料水の水質を測る試金石だと指摘。
「カワイルカの体内に有害物質が蓄積していれば、川の水を飲料水として利用する人間にとっても問題となる」と語る。
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