2007年09月18日

2007年度「世界で最も汚染された地域」トップ10

「世界で最も汚染された地域」トップ10リストは、
ニューヨーク(New York)を拠点とする非営利の環境団体
「ブラックスミス研究所(Blacksmith Institute)」がスイスの国際NGO
「グリーンクロスインターナショナル(Green Cross International)」
の協力で発表したもの。

順位付けは、汚染の規模のほか、健康被害を受ける危険のある住民の人数を基準としている。


* アゼルバイジャンのSumgayit   (Sumgayit, Azerbaijan)
* 中国北部、山西(Shanxi)省の臨汾  (Linfen (Linfen, China)
* 中国東部の工業生産拠点、Tianying   (Tianying, China)
* インドのSukinda   (Sukinda, India)
* インドの工業都市Vapi   (Vapi, India)     
* ペルーのラオロヤ   (La Oroya, Peru)
* ロシアのゼルジンスク  (Dzerzhinsk, Russia)  
*ロシアのノリルスク   (Norilsk, Russia)
* ウクライナのチェルノブイリ (Chernobyl, Ukraine)
* カブウェ(ザンビア)   (Kabwe, Zambia)

◆今年はインド、中国、旧ソビエト連邦の工業地区が上位を占めた。

4カ所がロシアと旧ソ連圏、2カ所が中国、2カ所がインドにあるという。
10カ所のうち中国東部の工業生産拠点、Tianyingとインドの工業都市Vapiが、今年新たに加わった。
今回トップ10が発表されたがリストには35ヵ所が挙げられているという。

◆原因に挙げられてるもの

無秩序な工業生産による化学薬品や重金属の排出
石炭や鉱物の採掘による大気汚染、重金属の流出による土壌汚染
冷戦期に旧ソ連の化学兵器(サリンやVXガスなど)の生産

◆健康被害

こうした汚染地域では、数百万人が有毒物質の脅威にさらされている。
報告では、これら10の地域は、合計1200万人前後にぜんそくなどの呼吸器疾患や出生異常、
早死になどの健康問題を引き起こす可能性があると指摘。

◆汚染地域の回復は難しいことではない。

リチャード・フラー(Richard Fuller)を創設者兼所長とする同研究所は

「採鉱、冷戦時代が遺した汚染、無秩序な工業生産が汚染の背景にある」

「簡単な土木計画などによってこれら多くの地域を安全にできるにもかかわらず、
資金や政治的意思、技術力が欠落しているのが現状」

と声明の中で述べている。

2006年度の発表、また汚染された都市の模様についてはGIGAZINEの2007年5月17日
世界でもっとも汚染された10の都市が非常に詳しい。
posted by hal at 10:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 環境問題
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